2024FY中央支部国際部イベント 「第1回インド通養成講座」 開催報告
■セミナー・イベント開催報告
5月22日(水)、中央支部国際部によるイベント「第1回 インド通養成講座」が、中央支部事務所にて開催されました。
5月らしい爽やかな天候の中、会場:21名、オンライン:18名(欠席2名)、計39名の方にご参加加いただきました。
この「インド通養成講座」は、インド駐在体験のある森畑部員と楠本部員を中心に企画を進め、実行メンバーが一致協力して第1回の開催を迎えました。
MCの楠本会員が「第1回 インド通養成講座」の開催を宣言し、自身のインド駐在経験からこの講座の目的である「インドの文化や歴史的な背景、インド人の趣向・思考への理解を深め、インド市場への進出やインド人との効果的・効率的な協業を促進すること、インドと日本の相互交流の活性化を目指すこと」について述べました。(写真左から森畑会員、楠本会員、河本講師)
第一部の導入講演は、森畑会員が講師を務めました。
20分という限られた時間の中で、インドの基本的な地理や歴史からインド人のクセやジェスチャーまでを網羅的に紹介しました。参加者からは「インドの概況がよくわかった」、「インド人との今後の関わり方の参考になった」、「本講座の前に聞いたことで、本講座の理解がしやすかった」という声があがっていました。
第二部の本講座は、三菱重工エンジン&ターボチャージャ(株) シニアマネージャー 河本憲治氏を招いて、「南インドの文化、歴史を背景に、経営を語る」をテーマにご講演いただきました。
前半は南インドの文化や歴史、食生活などを北インドとの対比により、わかりやすくご説明いただきました。
後半は2017年~2021年に、南インドマイソールの 現地法人 Mitsubishi Heavy Industries-VST Diesel Engines Pvt. Ltd.の社長をされたご経歴から、現地での人材育成について、どのようにモチベーションアップを図ったかを具体的な事例とともにご教示くださったり、現地で信頼される日本の品質について現地のテレビCMなどを通してご紹介いただいたりと、診断士にとって興味深く、今後の仕事にとても役に立つ内容となりました。講座の後には、参加者から質問が相次ぎ、河本氏からは「さすが診断士の皆さんですね。このような専門的な質問を受ける機会を設けていただき、嬉しいです」とコメントをいただきました。
会場には、河本氏が実際にインドで撮影された写真の展示や、現地の新聞やおもちゃ、従業員に配布した社名入りのプレゼントなどが飾られ、講師自らが参加者に説明して下さる場面もあり、和やかな雰囲気が流れていました。
第三部の懇親会は、人形町駅前のインドレストラン「アンキットの気持ち」で行われました。
カレーだけではないインド料理を囲んで、参加者は打ち解けた雰囲気で、交流を楽しみました。インドにビジネスや駐在で訪れたことのある参加者も多く、インドの様々な話で会場は大きく盛り上がりました。
中央支部国際部 副部長 鶴﨑 実穂子
2024年5月27日 作成