2月11日(土)中央支部 青年部では、
・会社を作ると必ず届く起業家向けガイドブック「創業手帳」を発行するビズシード株式会社 代表取締役社長 大久保幸世氏
・東京の中心、千代田区で会員制シェアオフィスを経営する株式会社ナレッジソサエティ 取締役社長 久田敦史氏
・「クックパッド」の創成期より参画し、現在は「47都道府県事業スタートカンファレンス」を主催する株式会社54 代表取締役社長 山口豪志氏
の3名の経営者をお招きして「ここでしか聞けない、創業現場のリアル」と題した青年部主催セミナーを開催しました。

2部構成のセミナーで、第1部では、数多くの創業者の支援を行っている3名の経営者の方に、自社で行っている創業支援に関してご講演いただき、第2部では、濱口誠一青年部長がコーディネーターを務め、パネルディスカッション形式で創業の現場における質問にお答えいただきました。

 第1部で最初に登壇いただいたのは大久保幸世氏。設立された法人すべてに届く「創業手帳」。その発行部数は月間およそ15,000部。毎月改訂を重ねて現在34版。創業する上で皆が必要となる定番の情報が掲載されています。起業家のために何でもやって創業現場におけるインフラとなろうとしている、いう大久保氏の言葉に強い思いを感じました。

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 二人目に登壇いただいたのは久田敦史氏。オフィスコストがハードルとなって起業ができない人をなくすという思いからシェアオフィス・バーチャルオフィスを運営。自分では用意できないオフィス環境を「シェア」することで手に入れることができ、さらに起業家同士の交流も生み出すという現代の起業に不可欠な創業支援の形だと思いました。

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 そして三人目は、山口豪志氏。自らベンチャー企業への投資・コンサルティングを行いながら、47都道府県をまわり、地域に根差した起業家及び起業支援者のコミュニティを作るため「47都道府県事業スタートカンファレンス」を実施されています。事業創りを支援して、日本の起業家の活性化を目指すお話は大変参考になりました。

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 第2部のパネルディスカッションでは、「創業支援をしていて、経営者から、よく相談をされることは何か?」「支援者側から見た『成功する創業者』の必須要件は?」などのテーマで大久保氏、久田氏、山口氏からそれぞれ意見をいただきました。創業に関わる専門家である診断士としては、専門家にお任せいただければできることは任せていただき、 創業者の方には本業に集中していただけるように支援すること、またそれができる関係性を構築することが大切であると感じました。3名のお話を伺い、診断士として様々な気づきを得ることができました。

写真4_中央支部HP

中央支部 青年部 長 克成