グローバルウインド

国際部 山本邦夫

 

2010年より中小企業診断士に登録している山本と申します。

アジア各国に行き、風土や社会情勢などをサーベイしてきました。今回は、セルビアについて紹介をさせていただきたいと思います。

1.セルビア共和国

セルビア共和国は、南東ヨーロッパ、バルカン半島中西部の内陸に位置する共和制国家であり、かつてのユーゴスラビアに属した地域の中央に位置しており、政治的にもその中心となる国でした。 首都であるベオグラードは、以前はユーゴスラビア社会主義連邦共和国の首都でした。外務省平成30年のデータよると、セルビア共和国の人口は712万人(ベオグラード164万人)、国面積は日本の北海道と同じぐらいの大きさです。

2.ドナウ川の岸壁

サバ川とドナウ川が交差する下記の場所は、ドナウ側の対岸に美しいベオグラードを見ることができます。

特に夏場はバケーションで訪れた観光客や地元の人々で賑わっていました。夕暮れ時の景色が特にきれいです。
写真のようにサバ川付近のレストランやカフェが多くは多くの人が夕食を食べにきていました。

 

3.ベオグラード要塞

ベオグラードで最も人気の観光スポットは、ベオグラード要塞です。丘の上に立っているこの要塞は、サバ川とドナウ川の合流地点とベオグラードの街を一望できる絶景ポイントです。要塞自体は夜になるとライトアップされ、昼間とはちがった幻想的な空間になります。また、夏にはイベントがたくさん開催され、観光客や地元の人々の憩いの場所ともなっています。
紀元前4世紀から作り始められた要塞からは、それぞれ支配していた文化の特徴と歴史を感じとることができます。以下は要塞の地図です。

塀の周りには実際に使用されていた大砲や戦車や投獄場所などが残されています。また、恐竜博物館やテニスコートなど古いものと新しいものが混在しています。

 

お堀の上からは、上記で説明したレストラン街などライン川美しい風景も見ることができます。

また、セルビアの要人のモニュメントが多く設置されており、セルビアの歴史をこの公園で見ることができます。

4.ミハイロ公通り

ミハイロ公通りは、まさにベオグラードの中心地。毎日、地元の方や観光客で賑わっています。

早朝のミハイロ公通りは、店も開いていなく人通りも少ないです。

この通りではお洒落なブティック店やセルビアの観光グッズショップ、雑貨店、かわいいカフェやレストランが立ち並んでいます。ベオグラードへ観光にきたら、まずはこの通りに行くと、雰囲気を味わえます。

 

 
スーパーマーケットでは、川魚や多くの果物、野菜、ビールが売られています。
日本の製品は、日本酒ぐらいしか売られていません。

 

通りの両脇に並ぶ建物は、ヨーロッパの雰囲気抜群のデザインが多いです。
インフォメーションセンターもあり、この通りを逆に真っ直ぐ歩いて行くと要塞のある公園に突きあたります。まさに観光地としても中心地としてのミハイロ公通りです。
ミハイロ公通りのサイドの通りは下の写真のようになっており、夏には、通りにパラソルが並びカフェやレストランの客席になります。

 

ラムの料理も多くあります。日本でラム料理は臭みがあり食べられませんが、ベオグラードのラムは、臭みがなく美味しいです。また、セルビアはワイン製造所が多くあり、安くて美味しいワインが多くあります。特に写真のワインは最高です。

下記の写真は、ベオグラードにあるセルビア中央銀行です。

5.セルビアの現状

成長率は2016年が3.3%、2017年は2.0%、2018年は4%と周辺国と比べると低いが、成長が見込まれ、第一産業から第二次産業へシフトしており、これから発展していく国であるといえます。在留邦人数は159名、日系企業による直接投資は7件(日本たばこインターナショナル,パナソニック,矢崎総業,ハイレックス,関西ペイント,前川製作所,TOYO TIRE(2022年予定))です。また、セルビアに対する主要援助国・援助額は、(1)ドイツ(134.42百万米ドル)(2)スイス(24.08百万米ドル)(3)米国(16.56百万米ドル)であり、注力されている国であることがわかります。

 

6.最後に

セルビア人は、優しくかつ裏切らない人が多いです。日本料理はお寿司が一店舗あり、中華料理店も多くあります。またセルビアの料理も日本人にある食べ物が多いです。

日本人がビジネスをしやすい環境の国であると思います。