グローバル・ウインド「国際化支援最前線!!中小企業経営の国際化支援先輩に聞く!!#02」(2018年8月)
Global Wind (グローバル・ウインド)
「#02 イタリア大好きな勉強家! 井原美恵さん」
国際部 後藤さえ
【基本データ】
転職やご結婚、そして専業主婦時代と、多くの人生の節目を経験しては振返り、そこから学び、新しい道を切り拓いてきた井原美恵さん。イタリア大好き、お料理大好きな明るい笑顔が印象的な反面、やらねば!と思ったら、とことんまで追求するハードな勉強家。そんな明るさ、ユニークさ、行動力、謙虚さが、洋の東西を問わず、自然と信用を集める所以なんでしょう。(2018年5月11日インタビュー)
1 | お名前 | 井原 美恵 (いはら みえ) |
2 | 所属・種類 | Bellaコンサルティング株式会社 代表取締役 http://bella-consulting.co.jp/ |
3 | 診断士歴 | 約3.5年 |
4 | 独立して何年? | 4年 |
5 | 独立までの職歴は? | 電気メーカー(5年)外資系企業信用調査会社(12年)外資系銀行(5年) |
6 | 得意な語学 | 得意ではありませんが…英語と、好きなのはイタリア語です |
7 | 得意な業界 | 食、イタリア関連。産業区分的には、製造業、サービス業、小売業 |
8 | どんな活動をされていますか? | 海外では現地人材育成、国内では経営改善支援を行っています。また、日本市場進出を考える海外企業の支援なども行っています。この2年は大学院に通っていたため、国内業務の割合が増えましたが、国内で海外関連業務をしたり、出張ベースや学校のフィールド授業などがあったりで、海外に行く機会は結構ありました。 |
【グラフで見る!私の診断士事業】…注)数値はご本人の感覚値です!
1. 国際化業務って…?
中央支部国際部の中でも、海外出張が多い井原さんは、日本の機関・団体が主催する、海外での経営コンサルタント・人材育成、経営改善支援など、外国語を使って現地で活躍されたり、また海外関連でも日本国内で実施できる業務に従事されたりしています。対象国はUAE、ベトナムだったり、イタリアだったりと様々ですが、基本的に使う外国語は英語のようですね。前職も外資系の金融系や調査会社だったこともあり、外国語へのストレスもなく、財務に関する実務経験があったことも各種ビジネス支援に直結しているのでしょう。もちろん、国内では企業経営改善支援にも携われています。
2. 診断士事業の内容って…?
前職から診断士への間に、専業主婦も経験されている井原さん。日本生産性本部の中小企業診断士養成課程を経て診断士登録をされました。同課程でのネットワークはお仕事獲得の情報源としても、井原さんの診断士事業の中でも重要なポイントのようです。
さらに、2016年から大学院でも学ばれ、その中での海外フィールドの科目で世界各地に渡航され、各国の現地教育機関、医療機関、企業を訪問する機会もあったとのこと、学びの姿勢がお仕事獲得に直結しています。
3. 時間マネジメントは??
海外で過ごす時間の多い井原さんですが、日本での暮らしは、意外に(!?)生活を重視している時間配分が窺えます。また、デキる診断士の特徴でしょうか、井原さんもキックボクシング・お料理・旅行の趣味をお持ちで、プライベート時間も充実されているようです。
【教えてください!私の仕事術】
Q:営業方針・戦略は?
A:顧客企業の一番のファンとなることです。大切に思うファンだからこそ、見えてくることがあります。
Q:今後勉強したい、深めたいことは?
A:現在も出身大学院の研究生として、地域づくりに適用できるCSV(Creating Shared Value 共有価値の創造)事例を研究しております。
Q:一番大事なオシゴト道具は?
A:パソコンです。
Q:職業としての中小企業診断士、一言でいうと?
A:こんなに素敵な職業はない!
Q:す、すごいですね!!では、そんな診断士仕事でのしくじり談、もしもあれば教えていただけますか?
A:はい、海外の企業とのことなんですが、半年以上の時間や労力を費やしたものの、先方の海外展開方針変更により取り止めに。成功報酬でと取り決めていたためゼロとなりました。その後、条件を決める上でよい勉強になりましたし、その案件で得た知見は他の事業に役立てています!
Q:なるほど。しくじり談も、診断士愛に溢れる井原さんならでは、ですね。でも、これまでの経緯を見ると、ここからまた学んで次のステップに進まれるんでしょうね。最後に、今後中小企業の国際化支援に携わりたい診断士の皆さんにひとこと!!
A:好きこそものの上手なれ、という言葉がありますので、好きな国、得意な分野を見つけておくのはいかがでしょうか。
(インタビュー&文責:後藤さえ 中央支部国際部)