Global Wind (グローバル・ウインド)
「#01 国際化支援の正義の味方! 三好康司さん」

国際部 後藤さえ

【基本データ】
大手総合商社勤務30年の三好さん。企業内診断士時代に所属したマスターコースで独立への気持ちが動き出します。「次の転勤か異動があったら、または会社員30年経ったら辞めよう」と思っていたところ、なんと30年目に異動の話が!!「よし、どうせやるなら一からやろう!!独立しよう!!」と、商社をご退職、今はマスターコース時代から確実に広げられている診断士のネットワークを活用され、こんなに多彩な活動を展開されています。(2018年5月11日インタビュー)

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1 お名前 三好 康司 (みよし こうじ)
2 所属・種類 三好グローバル・コンサルティング 代表
3 診断士歴 2012年10月登録なので、6年目になります
4 独立して何年? 6月で4年目に突入します
5 独立までの職歴は? 総合商社に勤務していました(30年2ヶ月)
6 得意な語学 大阪弁。英語はそこそこ、中国語はお酒が入れば大丈夫です。
7 得意な業界 繊維業界、木材業界、金属加工業界、消費財業界などです
8 どんな活動をされていますか? 東京都墨田区「すみだビジネスサポートセンター」産業コーディネーター。埼玉県金属加工業顧問。日本貿易振興機構(JETRO)及び大手銀行系コンサルティングファームの海外進出支援コンサルタント。東京都中央区・文京区企業相談員。東京都信用保証協会企業サポートコンサルタント。経営革新計画策定支援(顧問/スポット)。価格交渉サポートセミナー講師、など。

 

【グラフで見る!私の診断士事業】…注)数値はご本人の感覚値です!

1. 国際化業務って…?
国際化支援で気になるのは外国語能力や海外出張の有無。三好さんは、ほぼ100%日本国内で活動され、外国語を使う業務は1割程度。それも会話は殆どなく、契約書やメールなど、アジア諸国であっても英語でやりとりするシーンだとか。また、商社ご出身で国際ビジネス畑に長い三好さんも、実は海外駐在経験がなく、出張ベースでの行き来ばかりだったのだそうです。

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2. 診断士事業の内容って…?
独立するときに誰もが不安な案件獲得。三好さんによると、独立当初は、前職のつながりもあったようですが、今や知人、それも診断士同志のつながりが、案件獲得に大きな役割を果たしているようです。そのネットワークでJETROなど公的機関の専門家案件を受託し、さらにその延長で民間契約にも繋がっているとのこと。やはりネットワークは診断士事業の生命線のようです。

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3. 時間マネジメントは??
多彩な診断士事業で多忙を極める三好さんの一日を垣間見てみましょう。お仕事時間は、やはりコンサルティングが最も長く、次に分析・執筆、メール・コレポンといったデスクワーク、そして講演や講義と続いています。国内中心の活動とはいえ、案外移動時間が必要なんですね。
注目すべきは趣味の時間。なんとプレイ歴30年のドラムがご趣味!!ドラムを叩くことで気分もスッキリするのだとか。やはり良い仕事のためには、良い休息、良い趣味が必要なのでしょう。

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【教えてください!私の仕事術】
Q:営業方針・戦略は?
A:官の仕事と民の仕事のバランスをとる。ポートフォリオ分散。絶えず新たな仕事にチャレンジする!
Q:今後勉強したい、深めたいことは?
A:国際協力機構(JICA)関係の仕事。具体的には、研修コーディネーターです。
Q:一番大事なオシゴト道具は?
A:手帳(紙のスケジュール帳)、Macパソコン、キャスター付きバッグです。
Q:パソコンがMacなのにはこだわりが?
A:はい、Windowsがジャイアンツであるのに対し、Macはタイガース。タイガース・ファンとして、Macであることに、とことんこだわります!
Q:職業としての中小企業診断士、一言でいうと?
A:融資の借り換え交渉を支援したとき、或る企業経営者から言われた言葉、「正義の味方」です!
Q:診断士というか、三好さんの人となりを表している言葉のようでもありますね。では、差し支えなければ、診断士のお仕事でのしくじり談、教えていただけますか?
A:失敗、というか、民間契約で、クライアントさまと合わなくなり、契約終了をこちらから申し出たことがあります。普段は断るということをしないのですが。
Q:なるほど。最後に、今後中小企業の国際化支援に携わりたい診断士の皆さんにひとこと!!
A:日本国政府の方針もあり、中小企業の国際化支援業務はこれからも益々増えていくと思います。公的支援のみならず、民間コンサル会社からの需要もあります。海外関連ビジネスの支援者が少ないようですから、一緒に頑張りましょう!

(インタビュ-&文責:後藤さえ 中央支部国際部)