経営者向けQ&A「グループワークを効果的に運用するコツ」(2014年6月)
【質問】
最近、社内で集合研修を実施するようになりましたが、こちらが伝えたい内容を講義形式で話すことはできるのですが、すぐ受講生が眠くなるようです。
そこで、グループ演習を取り入れようとしましたが、慣れないためかグループワークをうまく運営できません。
いっそやはり、講義だけの研修の方がいいでしょうか。
【回答】
◎グループワークは非常に大きな効果があるので実施すべきです。
まず、前提として、研修において、グループワークは非常に重要です。
それは以下の効果があるからです。
1. 講義で学んだことを実践し、体感することで知識を定着させる。
2. グループワークで自分の話す内容で記憶を再認識する。
3. 周りの仲間の意見から学びを得る。
4. グループワークで雰囲気が盛り上がり、一体感がでる。
5. 他のチームの発表から学びを得る。
6. 出た意見を踏まえた講師フィードバックで学びを得る。
7. 自らが動くことで主体的になり、集中力が増し、眠気も覚める。
講義だけより、非常に効果があるのです。
◎ グループワークを上手に効果的に運用し、学びと盛り上げ感を作るコツは以下です。
1. 課題より、少しだけきびしめの時間設定にする。
集中して取り組むので、盛り上がります。仕上げたときの達成感もあります。
2. グループワーク中、講師が教室をぐるぐるずっと回り、研修に動きをつける。
講師も見ているという雰囲気をつくる。
3. 講師はあまりグループワークに介入しすぎず、ポイントで介入する。
自主的な運用で主体的学びをすることが重要です。ただし、グループの議論が止まってしまった時などにはタイミングを見て介入し、質問を活用してヒントを落とします。。
4. 眠そうな人、やる気のなさそうなグループにいって、盛り上げる介入をする。
悪いムードをほおっておいては他のグループに伝染します。
そういうグループには盛り上がるまでは講師が入って、会話の量と新しい切り口を落とします。
5. グループ発表では、拍手といいところを褒め、またここというところで気づきを落とすフィードバックを入れる。
褒められると、次にやる気ができます。また、講師からの指摘でグループワークでは気が付かなかった切口を得れるだけで、満足感が上がります。
さあ、ぜひ、取り入れてみて下さい。
■青木 公司(あおきこうじ)
◎経営コンサルタント、中小企業診断士、一級販売士、
ファイン&モチベーションコンサルティング代表、
東京都中小企業診断士協会事業開発部副部長、対弁護士事業連携検討会リーダー、東京協会マラソン同好会代表、
東京都中小企業診断士協会中央支部ビジネス創造部部長、執行委員
東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース
「売れる人気プロ研修講師・コンサルタント養成講座」塾長
上記売れプロブログ http://ameblo.jp/urepuro/
◎専門業務(経営者と日本のビジネスマンを元気にする研修、コンサルを実施します!)
全国での講師登壇数はなんと年間214日!
年間160日以上、全国各地の大手企業から官庁、ベンチャー企業、中小企業で研修講師登壇、
中小企業診断士受験講座二次合格スーパー本気道場主催(過去5年二次合格率52%)
経営者向け講演、大手企業向け人事制度コンサルティング、大手企業事業コンサルティング、
中小企業補助金策定コンサルティング、中小企業顧問コンサルティング、ビジネスアドバイザー
(経営戦略策定、組織人事、売上向上、財務戦略、ビジネスプラン策定など)
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