第13回 国際部サロン実施報告
◆経済急減速?バブル崩壊?中国はどこに向かってゆくのか◆

 日本企業において、より一層必要とされてきている多角的な国際化に寄与する情報を提供するための場として、国際部サロンが2015年6月23日(火)に開催されました。
 第13回目となる今回は、1989年以降複数回の中国駐在経験を有する井村正規部員をスピーカーに招き、中国をテーマにして執り行われました。参加者29名です。
 当日は、井村部員の豊富な実体験に基づき、中国経済が北京五輪や上海万博などのタイミング以降いかに急成長してきたのか、日米との国民性の違い、などといった点を中心に、中国という国を日本人がどう理解し、中国人とどう付き合えばいいのかが紹介されました。
 井村部員曰く「中国は、1つの国家として捉えるのではなく、1つの企業として捉えると、分かりやすい」とのことでしたが、アメリカの日本学者の間でも、日本という国家を表現する際に「Japan Inc.(日本株式会社)」という表現が使われるようになっています。
 経済急成長を通じて、日本と中国にこのような共通点が生まれ、視点を少し変えるだけで、お互いにとっていい関係を構築できるのではという新たな期待も感じることができた、非常に有意義なサロンでした。
2015年6月サロン報告写真.JPG

中央支部 国際部